ピコタン図鑑（パチモン顔なし）

附）ピコタン図鑑（パチモン顔なし）

パチモンのなかには顔がないものもがある。これらは、駄菓子屋等で１８個から２０個入りの袋が１６袋くらい台紙にホチキスでとめられており、それをはがして買うものだった。

このような状態で売られていた

パチモン顔無しＡ：しっかりした造形で純製後期に非常に近いプロポーションを持つ。全長は若干後期より低い。パチモン顔ありＣとほとんど同じ形状で足の湯抜き穴が大きいものと小さいものの２種類がある。

パチモン顔無しＢ：バリも少なくしっかりした造形のパチモン。後期よりも全長が１mm弱小さい。「人形ブロック」という名で顔無しＣと一緒に入った、タグ付き袋入りのものが見つかった。

パチモン顔無しＣ：顔無しＢに近いカラーバリエーションを持つ。白が１個だけ見つかった。腕が細い。顔無しＡと同じくらいの全長。「人形ブロック」という名で顔無しＢ型と一緒に入った、タグ付き袋入りのものが見つかった。

パチモン顔無しＤ：顔無しＢと同じくらいの全長を持つ。ウエストが太く、どっしりとした印象。同じ形状で顔のあるもの（パチモン顔ありＤ）もある。「人形ブロック」という名称で袋入りだったことがわかった。

パチモン顔無しＥ：脇が細く、割りとラフな作りになっている。最近「ブロックマン」という商品名で袋入りの状態のものを入手した。同じ形状で顔のあるもの（パチモン顔ありＩ）が見つかった。

パチモン顔無しＦ：顔無しＥに近いが下の穴以下の部分が短く、残存するピコタンのなかで全長がいちばん小さい。「人形ブロック」という名称で、顔無しＫと混ざって小台紙に袋入りで売られていたのが発見された。

パチモン顔無しＧ：全長が純製後期に近いが、ウエストが太く寸胴な印象を与える。腕の形が悪く、横に繋げることはかなり困難である。今までは一個しかなかったが「ブロックマン」というプラケース入りと、台紙付き完ピンのデッドストックを入手した。

パチモン顔無しＨ：最近、都内某所で売っていた。台紙にタグ付き袋入りで売られていた。脇の部分の凹みが小さくあまり良い出来ではないのが残念。「ＢＡＭＢＩＣＬＵＢ」というタイトルで袋入りを発見した。

パチモン顔無しＩ：パチモン顔ありＦと似たプロポーションで腹部の引けが大きく、腕の下部に小さな切り欠きがある。顔ありＦ・Ｈと一緒に一個が見つかった。その後、薄い緑、黄色、ピンクが発見された。これらは色の濃度が一定せずパチモン顔ありＨでみられたようなばらつきがある。プラケース入りで緑・青・黄色・ピンク・白・赤の６色入りで売られていたのが確認された。最近になって少し濃い赤が見つかった。

パチモン顔無しＪ：純正を含む一般的なピコタンよりもかなり大きい、独特な形状を持つ顔無しパチモン。当時を知る方から譲ってもらったもので、チョコレート菓子のスティックだったという情報を得た。後に１１個をまとめて入手したが、それらには胴体等に歯形と思われる微細な傷がたくさん見られ、やはりチョコ菓子のスティックだったことがはっきりした。色は緑、水色、青、白、黄色、ピンクの６色が確認されている。

パチモン顔無しＫ：体形は顔無しＢ型にほぼ等しいが、頭が他よりも著しく小さい。Ｂ型に似るが胴体はより細く、腰部は大きくがっしりしている。顔無しＦと一緒に、クリアブルーが３個見つかった。「人間ブロック」の名称でタグ付き袋入りで、「人形ブロック」の名称で顔無しＦと一緒に売られていたことがわかった。

パチモン顔無しＬ：顔ありＣ型と同じ「人間ブロック」という名称で台紙にタグ付き袋入りで売られていた。形状は顔ありＣ型と酷似している。緑・青・ピンク・黄色・赤の５色がある。

パチモン顔無し大型Ａ：体形は顔無しＢ型に似るが身長が６８mm程もある。色は緑・青・白・ピンク・オレンジ・黄色・赤の７色。造型はしっかりしている。拳の大きさが２パーツパチモンのポーズブロックと同じで腕を組むことができる。「ジャボタン」という商品名で各色２個の１４個がタグ付き袋入りで売られていたことがわかっている。また、普通サイズのパチモンピコタンのアタリとして店で引き換え券と交換で５個もらえたという証言もあった（ハズレは普通サイズの顔無しパチモン）。駄菓子屋で２０～３０円でバラ売りされていたという情報もある。

パチモン顔無し大型Ｂ：パチモン顔無し大型Ａに似た大きさだが、中空になっている。大型Ａよりも若干大きい。拳の大きさは大型Ａと等しく、つなげることができる。青と黄色が当時からあったが、後に緑や白が見つかった。スーパーの玩具売り場で、縦に４～５個が連結されて、袋入りで売られていたという情報もある。

パチモン顔無し飛行機型：特異な形状のパチモン。プロペラ機のようなシルエットで、頭部の前後に突起が出ている。下部中央にも突起があり、垂直尾翼のような形状を示している、色は白と黄色が見つかっている。純正の動物やスポーツのモチーフのパチモンは見つかっているが、それらと関係ない独自の発展をしたパチモンとして、貴重である。タグ付き袋入りのデッドストックを発見した。商品名は「ヒコ－キマン」であった。色は緑、青、白、黄色、赤で、各５個が入っていた。タグには大型のホチキスの跡があることから、大台紙に留めて売られていた可能性が高い。

パチモン顔無し大型Ｃ：腰部にジョイントがある２パーツのパチモンで、顔ありで似たものが４種ある。顔のないのは今のところこの１種類だけで、「ロボットパズル」と言う名称でタグ付き袋入りで売られていたのが確認された。

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左下の純製と

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	パチモン顔無しＡ：しっかりした造形で純製後期に非常に近いプロポーションを持つ。全長は若干後期より低い。パチモン顔ありＣとほとんど同じ形状で足の湯抜き穴が大きいものと小さいものの２種類がある。
	パチモン顔無しＢ：バリも少なくしっかりした造形のパチモン。後期よりも全長が１mm弱小さい。「人形ブロック」という名で顔無しＣと一緒に入った、タグ付き袋入りのものが見つかった。
	パチモン顔無しＣ：顔無しＢに近いカラーバリエーションを持つ。白が１個だけ見つかった。腕が細い。顔無しＡと同じくらいの全長。「人形ブロック」という名で顔無しＢ型と一緒に入った、タグ付き袋入りのものが見つかった。
	パチモン顔無しＤ：顔無しＢと同じくらいの全長を持つ。ウエストが太く、どっしりとした印象。同じ形状で顔のあるもの（パチモン顔ありＤ）もある。「人形ブロック」という名称で袋入りだったことがわかった。
	パチモン顔無しＥ：脇が細く、割りとラフな作りになっている。最近「ブロックマン」という商品名で袋入りの状態のものを入手した。同じ形状で顔のあるもの（パチモン顔ありＩ）が見つかった。
	パチモン顔無しＦ：顔無しＥに近いが下の穴以下の部分が短く、残存するピコタンのなかで全長がいちばん小さい。「人形ブロック」という名称で、顔無しＫと混ざって小台紙に袋入りで売られていたのが発見された。
	パチモン顔無しＧ：全長が純製後期に近いが、ウエストが太く寸胴な印象を与える。腕の形が悪く、横に繋げることはかなり困難である。今までは一個しかなかったが「ブロックマン」というプラケース入りと、台紙付き完ピンのデッドストックを入手した。
	パチモン顔無しＨ：最近、都内某所で売っていた。台紙にタグ付き袋入りで売られていた。脇の部分の凹みが小さくあまり良い出来ではないのが残念。「ＢＡＭＢＩＣＬＵＢ」というタイトルで袋入りを発見した。
	パチモン顔無しＩ：パチモン顔ありＦと似たプロポーションで腹部の引けが大きく、腕の下部に小さな切り欠きがある。顔ありＦ・Ｈと一緒に一個が見つかった。その後、薄い緑、黄色、ピンクが発見された。これらは色の濃度が一定せずパチモン顔ありＨでみられたようなばらつきがある。プラケース入りで緑・青・黄色・ピンク・白・赤の６色入りで売られていたのが確認された。最近になって少し濃い赤が見つかった。
	パチモン顔無しＪ：純正を含む一般的なピコタンよりもかなり大きい、独特な形状を持つ顔無しパチモン。当時を知る方から譲ってもらったもので、チョコレート菓子のスティックだったという情報を得た。後に１１個をまとめて入手したが、それらには胴体等に歯形と思われる微細な傷がたくさん見られ、やはりチョコ菓子のスティックだったことがはっきりした。色は緑、水色、青、白、黄色、ピンクの６色が確認されている。
	パチモン顔無しＫ：体形は顔無しＢ型にほぼ等しいが、頭が他よりも著しく小さい。Ｂ型に似るが胴体はより細く、腰部は大きくがっしりしている。顔無しＦと一緒に、クリアブルーが３個見つかった。「人間ブロック」の名称でタグ付き袋入りで、「人形ブロック」の名称で顔無しＦと一緒に売られていたことがわかった。
	パチモン顔無しＬ：顔ありＣ型と同じ「人間ブロック」という名称で台紙にタグ付き袋入りで売られていた。形状は顔ありＣ型と酷似している。緑・青・ピンク・黄色・赤の５色がある。
	パチモン顔無し大型Ａ：体形は顔無しＢ型に似るが身長が６８mm程もある。色は緑・青・白・ピンク・オレンジ・黄色・赤の７色。造型はしっかりしている。拳の大きさが２パーツパチモンのポーズブロックと同じで腕を組むことができる。「ジャボタン」という商品名で各色２個の１４個がタグ付き袋入りで売られていたことがわかっている。また、普通サイズのパチモンピコタンのアタリとして店で引き換え券と交換で５個もらえたという証言もあった（ハズレは普通サイズの顔無しパチモン）。駄菓子屋で２０～３０円でバラ売りされていたという情報もある。
	パチモン顔無し大型Ｂ：パチモン顔無し大型Ａに似た大きさだが、中空になっている。大型Ａよりも若干大きい。拳の大きさは大型Ａと等しく、つなげることができる。青と黄色が当時からあったが、後に緑や白が見つかった。スーパーの玩具売り場で、縦に４～５個が連結されて、袋入りで売られていたという情報もある。
	パチモン顔無し飛行機型：特異な形状のパチモン。プロペラ機のようなシルエットで、頭部の前後に突起が出ている。下部中央にも突起があり、垂直尾翼のような形状を示している、色は白と黄色が見つかっている。純正の動物やスポーツのモチーフのパチモンは見つかっているが、それらと関係ない独自の発展をしたパチモンとして、貴重である。タグ付き袋入りのデッドストックを発見した。商品名は「ヒコ－キマン」であった。色は緑、青、白、黄色、赤で、各５個が入っていた。タグには大型のホチキスの跡があることから、大台紙に留めて売られていた可能性が高い。
	パチモン顔無し大型Ｃ：腰部にジョイントがある２パーツのパチモンで、顔ありで似たものが４種ある。顔のないのは今のところこの１種類だけで、「ロボットパズル」と言う名称でタグ付き袋入りで売られていたのが確認された。