最近になって、掲示板に新しい情報を寄せていただくことができた。(ポコ山様 2005/9/22投稿)
それによると、ピコタンが販売されていた時期(1975年前後か?)に、
10円か20円のガチャガチャの「アタリ」として、
引換券と引き換えに5個のジャボタンが貰えたということである。
「ジャボタン」にはプラ素材の硬化の時の変質か、胸の辺に白濁斑がある。
このことを指摘なさったことからも、当時からかなり「ジャボタン」に思い入れをお持ちの方と推測される。
単品売りが一個20円〜30円だったという情報もあったが、5個で100円相当のものが貰えるといえば、
まさに「アタリ」であったろう。
アタリ券をメーカーに送って返送されるのではなく、
駄菓子屋の店頭で交換してくれるということから、ネット上のウワサも一部正しかったことになる。
ガチャガチャのインストカード(ベンダー機前面の紹介の紙)には、ジャボタンの姿が印刷されていたという。
パソコンでカラー出力が手軽にできることもなく、カラーコピーも高価だった当時を考えると、
このことから、複数のガチャ機で「ジャボタン」がアタリとして交換されていたことがわかる。
アタリの「ジャボタン」は、5色セットで、輪ゴムで厳重にくくってあったということであった。
前述のタグ付き袋入りでない状態で「ジャボタン」を入手したとき、出品者の方に聞いた
「駄菓子屋の閉店にあたって片付けをした友人から譲られたもので、5個ずつが袋入りになっていた」
という証言と考え合わせると、このジャボタンもガチャのアタリとして用意されたものである可能性がある。
「ジャボタン」がアタリだったガチャ機も中身が売りきれたか、新しい流行に沿ったアタリに変更されたかしたために
アタリとして5個組にしてあったジャボタンは交換されることなく忘れられ、
閉店までデッドストックとして残ったものであると考えられる。
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タコチュウも、K型・L型・G型が、ポーズブロックや合体基地を作ったマルコー産業の製品であり、
UFOケシゴマに入っていたり、スペースインベーダーというブリスター入りのアソートになっていたり、
ガチャガチャで入手された可能性があるというように、さまざまな販売形態がとられたことが判明したのと同様に、
メーカーはわからないが、この「ジャボタン」も、ガチャのアタリとして、袋入りのお土産として、
さらには、ばら売りでと、販売される場所や価格設定によって、さまざまに売られていたことがわかった。
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