ロボダッチ(本物)プラモとの比較
・・・・・・で。
ピコタンの2パーツパチモンに、追加パーツをつけたものが、イマイの「ロボダッチ」を元ネタにしている可能性を指摘した。
・・・・・・が。
パッケージのイラストが、本家の小沢さとる氏のイラストに似ているだけでなく、もっとヤバいことになっていたことがわかった。
ネットで調査したところ、この合体ダッチが、そのものズバリ「スポーツロボのロボダッチ」という商品名で売られていたことがわかった。
掲載された写真を見たところ、中身に関しては同じもので、野球ロボ1組とバーベルのパーツのみがブリスターパックに入っている。
(『おもちゃ箱をひっくり返せ 』「ピコタンのロボダッチが出た」 「ロボットなのに、ともダッチ 」参照)
これは、合体ダッチ→スポーツ大将の流れをさらに遡るものであると考えられる。
ここで、完全にプラモデルのロボダッチと2パーツにスポーツの追加パーツをつけたパチモンがつながったが、
今回、ロボダッチのプラモデルを入手したので、両者を比較検討してみた。
パッケージのイラスト同様、商品自体も大変良く似ていることが確かめられた。
左が「合体ダッチ」、右がロボダッチプラモデル
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野球ロボには「合体ダッチ」のほうが帽子が追加されているが、バットを持つポーズも胴体からのびる腕の形もプラモにそっくりである。
フットボールロボは持っているボールの筋彫りが省略されているが、胴体の番号も「18」と同じで、腕のポーズも似せているのがわかる。
バーベルロボは、頭の時計が追加されているのが独自のデザインではあるが、手の握りもバーベルの形状もそっくりである。、
背中の用途不明の四角い板は、プラモデルの四角いシルエットを象徴するものなのかも知れない。
パッケージのイラストと、「ダッチ」という名称のパクりだけでも驚きなのに、
商品のデザインまでもがここまで似ているのがわかり、非常な驚愕を覚えた。
名称やイラストが元祖の「ロボダッチ」から段々変化したのは、
意匠権の管理が緩かった当時においても、さすがにマズいと思われたのではないかと考えられる。
※今回入手したプラモデルは組んだ状態で入手したので、発売時期は不明である。
ロボダッチも何度も復刻再版されているようなので、これが当時のデザインのものであるかはわからない。
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