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1、昭和43年(1968)年7月中旬に発売された新製品である。 2、組み合わせて楽しむことを目的としている。 3、色彩感覚や造形感覚を育むことを目的とした教育玩具である。 4、子供が乱暴に扱っても大丈夫な、プラスチック製である。 5、色は、赤、青、黄、緑、白の5色で、5個セットである。 6、価格は350円である。 7、「タックルボーイは欧米で大変な人気です」とあり、海外に輸出していることを知らせている。 |
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1、LICENCED BY ROYALTY PROJECTS LIMITED. ENGLAND 2、ゆかいなかたちがたくさんできる、ふしぎな小人たちです。 3、トミータックルボーイ 4、自由におもしろくいろいろな組合せをお楽しみ下さい。 5、PATENT APPLICATION NO.5774/67 PENDING APPLICATION. 6、丸C 1968 TOMY COMPANY,INK 7、株式会社トミー 東京都千代田区内神田2-11-6 共同ビル TEL.(252)代表5101・6101 8、NO.350 |
左からタックルボーイ、ピコタンもどき、純正後期 |
中心で左右のパーツを接合している |
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昭和41年(1966) | 英国でタックルボーイ形人間型ブロックの意匠権登録が成立 |
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トミーからタックルボーイが発売になる |
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藤田屋商店からブロックボーイが発売になる |
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藤田屋商店からピンキーブロックが発売になる |
44年〜50年の間 | ピンキーブロックからピコタン型の人間型ブロックが生まれた可能性が高い |
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この年の前後に明治製菓のピコタンが発売される(これ以降駄菓子屋売りのパチモンが出る) |
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マルコー産業のポーズブロック形人間型ブロックの意匠権が申請される |
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マルコー産業のポーズブロック形人間型ブロックの意匠権が登録される |
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マルコー産業のピコタンパチモン人間ブロックが発売になる |
玩具産業は終戦直後の安かろう悪かろうの印象を脱却し、有力な外貨獲得手段になるほど発達した。 その中でトミーは国内のみならず海外の玩具のデザインなどを積極的に採用し、輸出も視野に入れた強力な商品開発を行っていたと考えられる。その中で作られたのがタックルボーイであり、平面形人間型ブロックの「ブロックボーイ」や「ピンキーブロック」が生まれてきた。現在把握されているメーカーとしては、藤田屋商店やマルコー産業があるが、駄菓子屋用にそのほかにも多くのメーカーが作ったようである。 平面形人間型ブロックは長期間作り続けられた。景品の提案がビジネスになるようになったとき、エースプレミアムという業者がこの平面形人間型ブロックを明治製菓に提案した。ウエハース菓子の景品として明治製菓からピコタンとして売りだされた人間型ブロックは流行し、同じ形の偽物も多く作られた。 また、2パーツ化したり、さらにそのパチモンが作られたりと作り続けられること10年弱に及んだ。 |