附)目で見るカニタン・カメタン図鑑(カメタン編) カメタンは1978年に発売されたチョコウエハースのオマケであった。2個のパーツから構成されている。首の付け根のところに有る支点を中心に、口でものを挟める中身と、それを固定する甲羅から成る。
1978年に発売されたことを示す資料は今のところ未発見であるが、キャラクターデザイナーのひこねのりお氏のブログに、テレビCM用に制作されたと思われるセル画が残っており、1978年とメモが記されていたという記載があった。1977年秋の明治製菓のカタログには、カニタンが新発売されたことが記されていることから、後発のカメタンは1978年に発売したものと推測できる。
カメタンのパーツ構成 カメタンは口としっぽを連結させるほかに、甲羅の下部に有る凹みを使って、重ねて遊ぶという、地味な楽しみ方が有る。
甲羅下部の凹み 甲羅の下面には明治製菓のクレジットの他に、「ポリプロピレン(足)ポリエチ(甲)」の文字がある。ポリエチレンに比べて、ポリプロピレンは流動性が高いらしく、足の接合部のような細い部分を強度を保ったまま成形するために、違う素材を用いたものと思われる。
カメタン顔一覧 A型:ウインク
B型:眠り目 C型:眠そう
D型:眠そう笑顔
E型:普通目
. 今のところ、上記の5種類が確認されている。ピコタンの20種、カニタンの12種とこの手のオマケのバリエーションは多いので他のものが見つかる可能性はまだあるものと思われる。
カメタンのパッケージが明治製菓の社史に掲載されているのが発見された。(「明治製菓の歩み 創業から70年」)
また、オマケを入れていた中箱の提供をいただいた。
箱の正面は「食い付いたりつみかさねてあそべる カメタンいり あたまがとびだすよ!!」と、商品特長を余すところ無く表現したコピーが書かれている。側面には、「あそびかたをいろいろかんがえよう」と書かれており、ピコタン以来の集めたうえで遊び方を自分で工夫させようと言う意図が見られる。.
この薄型の箱に、カメタンが1個入っていた。
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