附)純正「たこちゅう」の分類に関する新考察

「たこちゅう」はロッテのチョコのオマケであるが、材質等にバリエーションがあることが知られていた。また、顔については普通、ウインク、怒り顔、泣き顔の4種であると考えられていた。しかし、ホームページを作成するに当たり、写真撮影をしているうちに、以前はパチモンの一種と考えられていた、通称「眠り目」が、純正の「5種類目の顔」である可能性が出てきた。

<この考察はサイト開設当初のコンテンツで現在、眠り目の存在は確実視されている>

「眠り目」

残っている「たこちゅう」を分類して表上に配置してみたのが上の写真である。この表からもわかるように「眠り目」が各型に現れていることがわかる。

A型:水に浮く材質。表情が他よりも大きめ。(例外:緑色のウインクは水に沈む)
B型:水に浮く材質。表情がA型以外共通のものになる。水色・オレンジ・黄色の3色。
C型:水に沈む素材。水色・オレンジ・黄色・緑の4色がある。口の付け根が若干テーパー状に先細りになっている。赤の眠り目は口の部分がえぐれているため例外的。
D型:水に沈む素材。赤と水色と黒の3色。口の付け根の太さは一定している。例外の赤の泣き顔は顔が違う。瞳が一回り小さく眉(?)の直線に隠れている部分が無い。
E型:水に沈む素材。赤とオレンジと黒の3色。口の吸盤が扁平な形状をしている。

A型
B型
C型
D型
E型

例外

C型の口に凹みがある眠り目

D型の瞳が小さい泣き顔

サンプル数が少ないため確定的な結論は出せないが、これらの全てが純正だっと仮定して以下の推論が導きだせる。

●A型は他の各型と顔が違うので、一番最初のシリーズではないかと思われる。A型とB型は水に浮かぶ素材でできていることから、A型から顔のデザインをそれ以降共通となるB型に変更した可能性が考えられる。しかし、このAに含まれると思われる緑のウインクが水に沈む素材であること、C型に緑のものがあることから、A型の顔で水に沈む素材を使った、A型からC型への移行期のパターンが存在した可能性も否定できない。この緑のウインクは、B型・C型のウインクと明らかにデザインが異なり、非常に特異な存在といえる。

●今回の新説の着想の元になったのがB型の眠り目の存在である。A型にも眠り目があるが(眠り目の写真の一番左)、瞳が大きいため泣き顔のバリエーションとして考えていたため、それ以降の極端に瞳の小さいタイプとの関連が気づかれなかった。また、パチモンCタイプの泣き顔を、純正の泣き顔の模倣と思っていたため、眠り目と泣き顔の両方の特徴を平均的に取ったものであるという可能性に思い至らなかった。サンプルが少ないため確定は出来ないが、D型の眠り目は見つかっていないが、D型そのもののサンプル数が少ないため、たまたま見つかっていないということも考えられる。この部分は今後のサンプルの増加を待たなければ結論できない。

●表を見てわかるように、5色のバリエーションがそろっているのはC型のみで、D型・E型では黒が加わるがどちらも3色しかない。D型にオレンジ、E型に水色が存在したかどうかはわからない。

※この度、純正タコチュウを新たに入手する機会に恵まれた。これをもとに、再度分類に関する考察を試みた。

※D型の眠り目については、箱付きサンプルの入手により追加の記事を追加した。

附)純正「たこちゅう」の分類に関する新考察(増補)

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