附)純正「たこちゅう」の分類に関する新考察(増補)

最近になって「たこちゅう」の初期型を多数入手する機会に恵まれた。これにより、A型のなかにも分類があることがわかった。A型のウインクが見つかったことにより、A型も5種類があることが確認された。また、B型として一括して分類していたもの(水に浮く素材で表情がA型以外のもの)にも、吸盤の長さ当により3種類があることがわかった。これは、C・D・E型に形状が共通していることがわかった。どの型でも顔が5種類あることから、顔が5種類あったということは確実と思われる。

<この考察はサイト開設当初のコンテンツで現在、眠り目の存在は確実視されている>

※例外の緑色の怒り顔は、顔がA型であるが、素材的には水に沈むものが使われている。A型の顔で水に沈む素材を使っているものが他の色に無いこと、緑色の純正は、A型にもB型にも見られることから、緑色の素材のみ他の色と違う水に沈む素材が特別に使われたことが考えられる。今回入手した水色のウインクと既存のA型例外としていた水に沈む緑色のウインクと同じ顔なことからもこの説は補強されると思われる。

※もう一つの例外は、Dタイプの黒。

※前回の口吸盤の凹みのあるC型の例外と、同様の凹みがC型、E型に広く見られ特別なものではないらしい。

<後列がA型、前列がそれ以外の顔の例>

A型:水に浮く材質。表情が他よりも大きめ。(例外:緑色のウインク、怒り目は水に沈む)
B型:水に浮く材質。表情がA型以外共通のものになる。水色・オレンジ・黄色・赤の4色。(例外:緑色)
B型C:水に浮く材質。口の付け根が若干テーパー状に先細りになっている。
B型D:水に浮く材質。口の付け根の太さは一定している。
B型E:水に浮く材質。口の吸盤が扁平な形状をしている。
C型:水に沈む素材。水色・オレンジ・黄色・緑の4色がある。口の付け根が若干テーパー状に先細りになっている。
D型:水に沈む素材。赤と水色と黒の3色。口の付け根の太さは一定している。例外の赤の泣き顔は顔が違う。瞳が一回り小さく眉(?)の直線に隠れている部分が無い。
E型:水に沈む素材。赤とオレンジと黒の3色。口の吸盤が扁平な形状をしている。

今回の再調査によって、口の付け根がテーパーしているもの、口の付け根の太さは一定しているもの、口の吸盤が扁平な形状をしているものが、水に浮く素材、沈む素材の両方に存在することが確かめられた。これまでは、最初期には水に浮く素材で作られたが、水に沈む素材に改められるとともに、いくつかの型が順次出てきたものと考えられていた。しかし、素材がちがっていながら、形状的に共通の特徴を持つものが確認されたことにより、これらの形状的なバリエーションは(生産工場の違いなどによる違いで)同時に共存していた可能性が強くなってきた。

当初考えられていた順序:A型→B型→C型・D型・E型(この順番は不詳)
今回の分類で考えられる順序:

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