実習指導 タコチュウ戦の実際「ラエ基地攻略戦」 |
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●3-1 青タコ軍艦隊の突入 | ||||||
要塞砲撃破の知らせに、青タコ軍旗艦には安堵のため息が漏れた。これで敵艦隊との決戦に集中できる。艦隊戦になれば特A級、A級砲を揃えた自軍に有利となる可能性が高い。しかし、カメタン機からの報告では、敵艦隊は既に港外に展開を終え艦隊決戦を決意していることが伺われた。敵艦隊の編成ははっきりしないが、激戦が予想される。空母と護衛の砲艦を分離した青タコ軍艦隊は、艦種ごとに縦陣を組んで要塞へ向かった。 特AB級戦艦3隻、特AC級戦艦1隻の縦陣を中心に、右側にAD級戦艦5隻の縦陣が並走する。その戦艦隊の左右をBC級重巡洋艦3隻、CD級軽巡洋艦4隻の長い縦陣が挟み込む。さらに、その外側を6隻ずつのDD級駆逐艦を配した。6列の縦陣が流れ込む様に要塞前面に殺到した。 青タコ軍艦隊の右手には赤タコ軍の戦艦を中心とする主力艦隊が広く横陣を組んでいる。正面の要塞砲は破壊されているようで、機動歩兵が活動しているが発砲してくることはなさそうであった。正面から左にかけて、要塞への入り口と、その前面に展開する戦艦1隻他数隻の艦影が確認できた。敵機動歩兵隊は艦隊とともにあり、動きはみられない。「重巡以上は敵艦隊に対して射撃を開始せよ」旗艦からの号令一下、青タコ軍のB級砲以上が敵艦隊に砲撃の火ぶたを切った。 |
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