実習指導 タコチュウ戦の実際「ラエ基地攻略戦」 |
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●2-6 一番槍争い | ||||||||||
「撃ち方、はじめ!」戦艦部隊が火ぶたを切ると、カニタン型戦闘爆撃機1機が爆発した。特A級砲の威力は凄まじく、1機、また1機とカニタンが火を吹く。突入する青タコ軍のカニタン型機を、機動歩兵隊が包み込む様に接近し、一斉射撃を開始した。半数以上が撃墜されながらも、青タコ軍のカニタン隊は脇目もふらず敵戦艦隊に突入するやに見えた。 と、要塞前面、2門の要塞砲の前を過ぎようとしたところで、青タコ軍のカニタン隊は急激に左に旋回し、要塞砲へ向けて方向転換した。 艦隊に突入すると見られたため、艦船に搭載されていた機動歩兵隊は艦隊の直接護衛として艦隊前面に展開しようと移動していたため、要塞砲の前には数機の機動歩兵しか居なかった。 艦隊の前面を、側面を見せて移動していく青タコ軍カニタン隊に艦船と機動歩兵からの射撃が集中する。次々と撃墜されつつも残った5機のカニタンが要塞砲に向けて投弾した。要塞正面の2門の要塞砲に命中し砲が破壊され、待機していた機動歩兵が誘爆に巻き込まれた。 投弾直後にまた1機のカニタンが火に包まれる。引き起こした4機は右旋回し、艦隊正面を横切ろうとする。完全に包囲された形の4機に、赤タコ軍の機動歩兵隊が十字砲火を浴びせ、たちまち全機を撃墜した。この際、赤タコ軍の機動歩兵1機が誤射で失われた。要塞砲の破壊を確認した青タコ軍のカメタン型機は、砲2門の破壊を打電した後、味方機に迫る赤タコ軍のカニタン型機を攻撃。3機の敵機と激しい空戦を行い1機撃墜を報じたが、未帰還となった。 |
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