実習指導 タコチュウ戦の実際「ラエ基地攻略戦」

●2-1 警戒警報発令

 最初の異変が、赤タコ軍司令部に通報されたのは、5月3日の夕方であった。ラエ基地を発した輸送船24隻と護衛のCD級軽巡洋艦艦2隻、DD級駆逐艦1隻が、「敵の有力な艦隊に攻撃されつつあり」の無電を発して消息不明となったことがわかった。ほぼ同時刻にラエ基地に向かって帰投中のDD級駆逐艦2隻が敵艦載機の攻撃を受けたとの緊急電を最後に通信が途絶え、撃沈された可能性が濃厚になった。

 赤タコ軍司令部は、航空母艦を随伴する有力な青タコ軍艦隊がラエ基地に向かいつつあるものと判断し、ラエ基地司令部に警戒警報を発令した。警報に接した基地司令部は、艦隊を基地付近の宙域に展開して敵艦隊を迎撃することにした。

A通路から出撃する駆逐艦隊

戦艦部隊が続く

ラエ基地戦力配置図

 基地に2本ある出入り口のうちの北にあるA通路の沖合に特AD級戦艦1隻、AD級戦艦3隻、BD級戦艦6隻、DD級駆逐艦14隻が広い横陣に布陣した。

A通路沖に展開した主力艦隊

赤タコ軍主力艦隊

 もう一本のB通路の沖合には、AD級戦艦1隻、CD級軽巡洋艦4隻、DD級駆逐艦4隻が2列の横陣に展開した。それ以外の特AD級戦艦1隻、CD級軽巡洋艦4隻、DD級駆逐艦4隻は、港湾施設の付近に仮泊し、A、Bどちらの通路にも増援として駆けつけられる様にした。

B通路沖に展開した分遣艦隊

赤タコ軍分遣艦隊

港内にも艦艇を配備している

赤タコ軍主力艦隊

A通路方面の防空部隊の配備状況

 カニタン型戦闘爆撃機7機と機動歩兵8機は、2本の通路の出口付近に配置された。艦載の機動歩兵部隊は発艦後、艦隊の隊列の後ろに位置し、防空任務に就いた。

機動歩兵隊が直衛する