実習指導 タコチュウ戦の実際「ラエ基地攻略戦」

●1-5 青タコ軍の戦力

 青タコ軍司令部は、ラエ要塞の赤タコ軍艦隊の兵力を詳細に把握できていなかったが、通信解析等の結果から艦船30隻程度が常に在泊しているものと予想した。艦種については、タイミングによっては数隻の戦艦が入港している可能性が高いと分析していた。

 今回は敵要塞と港湾の無力化が作戦目標であるので、可能な限り多数の、砲撃力の高い艦艇を派遣して強襲によって敵戦力を排除する必要があった。そこで、第一、第三戦隊の特A級砲搭載戦艦を集中使用することになった。

 この作戦の参加艦艇は、特AB級戦艦3隻、特AC級戦艦1隻、AD級戦艦5隻、BC級重巡洋艦6隻、CD級軽巡洋艦8隻、DD級駆逐艦12隻の計35隻が用意された。参加艦艇数は大差ないが、結果的にB級以上の大口径砲の数は、赤タコ軍の11門に対して青タコ軍は18門と、ほぼ1.6倍になっている。

集合した侵攻艦隊

特A級砲搭載艦が5隻、A級砲搭載艦が4隻も集中使用された