実習指導 タコチュウ戦の実際「ラエ基地攻略戦」 |
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●4-5 赤タコ軍、最後の反撃 | |||||||||||||
青タコ軍艦隊はA通路の封鎖するべく、艦艇を終結し2列の縦陣を組んで包囲体勢に入りつつあった。各艦はそれまでの戦闘で多少の被弾はあったが主要部分に損傷があるものはなく、十分な速力も発揮しうる状態にあった。 BC級重巡洋艦1隻を先頭に特AB級戦艦3隻、AD級戦艦1隻が一列。戦艦隊の左方、それよりも要塞に近い側に、B通路を制圧して主力艦隊に合流すべく接近してきたDD級駆逐艦1隻、CD級軽巡洋艦2隻、DD級駆逐艦2隻が一列。A通路の中で背水の陣を敷く赤タコ軍DD級駆逐艦1隻と若干の機動歩兵隊を圧迫しつつ前進した。 A通路の入り口に青タコ軍の砲弾が弾着するようになり、赤タコ軍の機動歩兵がたじろぎを見せた時、通路を縫う様に、爆装した赤タコ軍のカニタン型戦闘攻撃機が要塞外に飛び出した。 通路を包囲しようと縦陣に展開しつつあったため前方の味方艦に射界を遮られ、護衛の機動歩兵も少なくなっていた青タコ軍の艦隊は、それでも10隻の艦艇から釣瓶撃ちに対空射撃をカニタン機に浴びせた。赤タコ軍の最後の一矢となったカニタン隊は次々に撃墜された。それでも3機が投弾に成功し、2機の放った攻撃が先頭のBC級重巡洋艦1隻を捉え、これを撃沈した。投弾を終えた3機は、敵艦を機銃で攻撃しつつ戦場離脱を図ったが、全機が撃墜された。 |
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