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なんで一個だけ混じってるの?
UFOケシゴマ
某クションでいつもお世話になっている方から、面白いものを送っていただいた。
それは、タグ付きの透明な袋に入った消しゴム素材のコマだった。
しかし!なんと、袋にはひとつずつタコチュウが!!
↑「UFOケシゴマ」である。
皿形、ドーム型(アダムスキー)、円錐型、土星型、半球型と解説がついていて、
反対面には、これぞUFOの証拠、地球の飛行物体では出来ないアクロバティックな
飛行方法が書いてある。
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なんでこのコマのセットにタコチュウが入っているのかは不明だが、
UFOといえば、宇宙人。
宇宙人といえば、火星人といわれた、あのタコ型が思い浮かぶ。
で、浮かんだままに形からの連想でタコチュウをサービスしたものではなかろうか。
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入っていたタコチュウは、パチモンG型と分類したものに似ている。
ただ、現存するパチモンG型の方が、顔のモールドが若干甘い。
本体の球状部分も若干大きい。。
しかし、パチモンG型は水に浮く素材で出来ており、熱などによる変形が起こりやすく、
もともとは、このUFOケシゴマ入りのものと同じだった可能性もある。
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パチモンG型(右)と今回入手品 |
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今回入手の普通顔(左)と笑い目(?) |
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G型に近いもの(G1型)と長砲身のもの(G2型) |
よく見ると、口の部分が若干長いものがある。
今回入手したのはアオ・普通顔・口短い、
黄色・笑い顔・口短い、アオ・笑い顔・口長いの3種。
同じ笑い顔でも、口の長いものと短いものがあることをどう考えていいのかは
今後の調査に待たなければならない。
口の短い方もパチモンG型に非常に良く似るが、球状部分の大きさや、
顔のモールドの突出が甘いのがパチモンG型とされていたサンプルが熱による変形したためか
確定できないことなどから、一応パチモンG1型としてバリエーションと扱うものとする。
また、長砲身のバージョンをG2型と分類するものとする。
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<追記>
ロボくんブロックやポーズブロック、合体基地別バージョンといった駄玩具を分析した結果、
これらに共通するメーカーロゴの存在が確認された。
右下にある、マルに「産」と書かれたロゴである。
これは調査の結果「マルコー産業」というプラスチックメーカーのものでることが判った。
当時、製菓メーカーは自社のオマケの意匠権を登録することは無かったようで、
ポーズブロックで確認されたように2パーツのピコタンの意匠権の登録内容に、腕で合体するというピコタンの基本的な
デザイン要件がどさくさ紛れで登録されていることが判明したように、
パチモンメーカーのほうがむしろ積極的に登録していたことが判ってきた。
そのようなことを踏まえて、再度全ての台紙を検討したところ、このUFO消しゴマの台紙にも、
マルコー産業のロゴマークが発見されたのである!
「明治合体チョコボール」も「ピコタン」も明治製菓がオリジナルであるが、「たこちゅう」はロッテが売りだしたものである。
「ポーズブロック」にはPAT.番号が明記されていたが、もしかするとタコチュウの意匠権は
マルコー産業がオリジナルのロッテを差し置いて登録している可能性が出てきた。
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