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平成の世にピコタンが現存!
おまけつきゼリコキャンディー
ピコタンを最初に見たのは少なくても1974年、小学校のころには近所の山本君から譲られていた。
その当時流行した「がんばれロボコン」の超合金を揃えた山本君が「もうこんなの要らないから」と
京都の生八橋の缶に入れて200個程呉れたのが初めであった。
その頃は駄菓子屋やガチャガチャでパチモンも売られていて、少ない小遣いで少しは買ったが
すぐに見掛けなくなってしまった。
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それから三十年弱・・・。
ピコタンはまだお菓子のオマケとして現役で生き残っていた!!
それが今回発見された「おまけつきゼリコキャンディー」である!
↓コレがゼリコだ!(グリコじゃなくて?)
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この箱からしてがすごい!
上の箱のスポーツカーデザインからして60年代のモノだし、下の箱の宇宙船も殆どアポロの大気圏突入カプセル。
下の方に書かれたコンソールは、コンピュータの「コの字」もない、懐かしい雰囲気。
この古色蒼然たる箱絵は、今回、新潟の艶Jr君が、祭りの射的で撃ち落として入手したものであり、
外装のビニールには賞味期限が「2003年10月」と明記されていた。
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販売元は(株)鈴木栄光堂(〒503-0876 岐阜県大垣市俵町50 0584-78-2003)
大垣市では結構有名みたいで、大垣市の電気屋の地図にも載っている。↓
http://www.gem.hi-ho.ne.jp/w-chubu/tizu.html
箱の一部が「ゼリコ景品引換券」になっており、この部分を10枚集めて送るとすてきな景品が貰えるらしい。
しかし、このゼリコ、射的の的や10円入れてやるゲームなどの景品として手に入れるもので、
まず10枚集めることは困難と思われる。(住所も俵町までしか書いてないし。あ、番地なくても届くのか?)
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と、この妖しいゼリコにはチープなおまけが付いている。
で、その箱から今回出てきたのがピコタンだったのである!!
画像提供:ぜんまい太郎氏
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2箱のゼリコに、顔ナシのピンク×2個と水色と紺各1個が入っていた。
この色バリエーションに一致するのは「パチモン顔無しH型」である。
H型は数年前都内某所の雑貨店で台紙にタグ付き袋入りで売られていたもので、
その店は明らかにデッドストックと思われるゴムの駄玩具や比較的新しいカラーキューピーなどが売られていて、
ピコタンH型の製造年代は特定できなかった。
上がゼリコに入っていたもの。下がH型。
若干ゼリコのものの方がくすんだ色をしているが、
ロット違いで材料の配合にぶれがあったと推測できる程度の違いでしかない。
湯抜き穴の場所も、脇の突起の歪み具合も殆ど同じと言ってよい。
このH型には他にも緑・黄色・赤があるので、もっとゼリコを撃ち落とせばあと3色もある可能性が高い。
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今回のゼリコ入りのピコタンの発見は、
同じ型から作ったピコタンが、駄菓子屋売り用の袋入りとして、また菓子のおまけとして
使用されることがあることの証拠となったばかりでなく、
ピコタンが現役で生きていたことの証拠となった!
これは、シーラカンスの発見にも比すべき、非常に重要な発見と言わねばならない。
艶Jr君の大殊勲を長く記憶にとどめなければならない。
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